緊張と腕のしびれ

最近の体操教室。

肩を上げて首をすくめる格好をして、頭を傾けて・・・耳と肩がつきますか?

たいていの人が耳たぶに肩が触れる程度にはつきますが、「つきませーん」という人が2,3人もいる教室も。どうなっているか見てみると、肩がちゃんと上がらないか首が硬くて傾きが小さいか、その両方の人もいる。

肩が上がらないのは小胸筋が硬く縮んでいて抵抗するからです。ここをピンポイントで伸ばすのはちょっと難しいのですが、左手の指先で右の鎖骨の下を肩先の方へ辿って指の止まる所(ちょっとくぼんでいる)。そこを押しておいて右肩を回すとほぐすことができます。

小胸筋を固定しておいて肩を動かすことで刺激するというわけです。

そうしたら、

「これをすると腕がしびれる感じがするんですけど」という生徒さんが。

あら、それはちょっと縮み方がひどいかも。そこが硬くなっていて血管や神経を圧迫しているかもしれません。猫背と言うほどの姿勢でなくても肩がちょっと内側に入り込んでいるかもしれません。

腕にしびれを感じるという患者さんも、例外なくここが硬くなっています。体操を同じように、圧迫して置いて腕を回したり、鎖骨から滑らせるように押してストレッチしたりします。

どうしてそこが縮んでしまうのか。

怖い思いをしたり緊張すると肩が上がってきます。お化け屋敷に入る時、何が出てくるか、と構えながら進むとちょっと肩が上がってきませんか? ま、だらんとリラックスしている人もいるでしょうが、緊張すると自然と肩の回りが硬くなって少し内側に入り込みます。

また、「カーッと怒って頭に血が上る」状態になった時も肩が上がってきます。「肩をいからせて怒る」って言いますもんね。

緊張しやすい人やちょっとしたことでカッとなりやすい人は、ここが硬くなりがちなのではないかと想像しています。

ほぐすことも大事ですが、力を抜いてリラックスするのも大事です。怒りっぽい人には「ムカッとしたらとりあえず深呼吸。はぁ~っと大きく息を吐きましょう」とアドバイスしています。

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