« 糖質制限とアセモ | トップページ | 妊娠中の肩こり対策 »

産後の内転筋強化トレーニング

先日、産後2ヶ月の患者さんに相談されました。

 
「家に、脚の内側を鍛える健康器具があるんですけど、やってもいいでしょうか。そろそろ体力つけたいと思って」
 
ああ、新聞でよく宣伝してるアレね。立った姿勢(立つだけだと開いてしまうようになってる)で左右の脚をグイーっと寄せてくる、内股の筋肉を強くするやつ。
 
実は、少し前にグイーッと寄せる、を10回ほどやっただけで翌日股関節が痛くて立てなくなった、という患者さんがいたのです。
 
その方はちょっと内股気味で股関節が狭くなっているようだったので、「カカトをつけて足先を開き、お尻をギュッと引き締める」というのをやってください、とアドバイスしていました。

32

 
これは寝ていても立っていてもできます。左右のお尻をくっつけるように力を入れるのです。 
 
大臀筋を引き締め(仙腸関節を締める方向)、股関節の前の部分を開くので股関節が動かしやすくなる体操です。脚の外側にも力が入ります。
 
一方、内転筋強化の器具は脚の内側の力を使うので、お尻引き締めの逆の部分を鍛えることになります。
 
患者さんはうっかり方向が違う運動をやってしまい、股関節の内側が窮屈になって立てなくなってしまったのではないかと推測されます。
 
 
・・・・という話をして、産後は仙腸関節がまだ緩み気味でどちらかというとお尻を引き締める方が大事なのでむやみにやらない方がいいと思う、とお話ししました。
 
 
あ、でも内転筋強化自体がよくないというより、器具を使った運動は負荷が大きくて負担になりそう、という話です。膝でボールを挟んで軽く力を入れる程度なら様子を見ながらやってもいいのではないかと思います。
 
器具を使ったトレーニングは、効果が大きいのですが、場合によってはバランスを崩してしまうので、産後はある程度体力が回復してからやるようにした方が無難です。
 

|

« 糖質制限とアセモ | トップページ | 妊娠中の肩こり対策 »

産後のセルフケア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 糖質制限とアセモ | トップページ | 妊娠中の肩こり対策 »