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産後講座のプログラム

まだ、依頼があったわけではないのですが。産後の方向けの講座をやってみませんかと声をかけているところがあって、デモンストレーション用に講座内容を考えてみました。

 
産後、というとお母さん向けのものと赤ちゃん対象のものになります。
 
考えてみたのは次の4つ。
 
1.自分でできる産後の骨盤調整
・・・模型を使った骨盤の説明
   いわゆる「骨盤のゆるみ」とはどこがどうなっているのか。
   自分で整える方法は?
 
 
2.親子体操
・・・跳んだり走ったり、抱っこして体操したり、子どもと一緒に楽しむ体力作り
 
 
3.姿勢に気をつけてスタイルアップ
・・・座り方、抱き上げ方の工夫と簡単体操で猫背改善・筋力強化
   姿勢を意識した子育てでスタイルもよくなる!
 
 
4.赤ちゃんと遊ぼう!
・・・首座り、寝返り、ハイハイから自立歩行までの発育段階に応じた遊び方
   赤ちゃんの動きの意味がわかって、赤ちゃんとの時間がより楽しくなる。
   ハイハイがなぜ大切かの説明も。
 
 
今、一番やりたいなあと思うのは4の「赤ちゃんと遊ぼう」です。赤ちゃん体操をベースにして発育を促す働きかけをして遊ぶのですが、長男の子育ての時にこれで結構楽しみました。
 
 
解剖学で脊椎の成長(頸椎の前湾・胸椎の後湾)を習ったとき、それが首座りとお座りに通じることに気づき、なるほどーと感心してしまいました。
 
そういう発育の視点から見ると赤ちゃんの動きは一つ一つ意味があって、とっても面白いのですよね。それを邪魔しないようにするだけでちゃあんと育っていくのだから、ホントによくできてる。
 
そういう視点をお伝えしたいと思うのです。
 

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近所(名古屋)を散歩していたら白い花がいい香りをさせていました。ハチミツのように甘い香り。プリペットという花のようです。

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歩くとき、脚に力が入らない③

大腰筋が弱って仰向けで脚が上がらない、歩くとき力が抜けたようになる、という患者さん。

大腰筋以外にも股関節のバランスを崩す原因がありました。
 
何かと言うと、太腿の外側の硬さです。大腿筋膜張筋とそれに続く腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が緊張していると脚が外側に引っ張られて股関節のバランスが崩れてしまうのです。
 
 
この患者さんは仰向けで膝を立て、内側に膝をもってくることができませんでしたので、太腿の外側をほぐしました。でも、ここって自分で触ってみるとわかりますが、とっても硬くてちょっと押しただけで痛いところなのです。
 
程度の差はありますが、誰でも痛い。誰かに強く押されるとビックリしちゃう痛さです。
 
筋肉ではなく靭帯ですから、痛気持ちいいということもあまりなく、「ごめんなさいね、ここはちょっと痛いんですよ」とお断りしながら、患者さんの様子も見ながら押しています。
 
でも、ここが緩むと腰が楽になりますし、腸脛靭帯は膝関節をまたいでいるので膝の外側の痛みも取れることが多いのです。
 
というわけで、股関節が不安定になっているこの方の治療は、
 
1.大腰筋を刺激して活性化する(目覚めさせる)
 
2.太腿の外側の緊張を緩める
 
3.胸やお腹(大胸筋や横隔膜・腹直筋)をほぐす
 
という3つの施術と自宅での大腰筋の刺激(足ブラブラ)で続けることになりました。
 

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山の花。サワフタギ。つぼみは小さいのですが、開くとおしべがワァーッと飛び出してきて急にボリュームが増します。おしべが多くて長いのですね。

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ツクバネウツギ。花の根元のガクが可愛らしい。春から初夏にかけてこのスイカズラ科の花がいろいろ咲きます。 

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歩くとき、脚に力が入らない②

①からちょっと間が空いてしまいました。

 
股関節が不安定で歩き方が心もとない、大腰筋が弱っているように考えられる、という患者さん。
 
大腰筋を刺激する方法はいろいろありますが、教室でよくやっているのは「すり足」です。腰を少し落とすようにして、足の裏が床から離れないように、歩幅も小さくして歩きます。
 
この歩き方だと、腰の奥になる大腰筋を使うので、逆に言うとそこが弱い人にとってはやりにくい動きです。
 
なので、仰向けに寝た姿勢で脚が上がらないこの患者さんもすり足がやりにくいはず、と思ったのですが、やっていただくとスイスイ足が出る・・・。
 
ふーむ、こういうケースもあるのか・・・。
 
 
では、別の方法で、と「片脚ブラブラ」をやっていただき、もう一度仰向け脚上げで確認してみると、ぴくりともしなかった脚が20㌢ほど上がるようになっていました。
 
片脚ブラブラというのは、片脚を10センチくらいの台に乗せ、浮いてる方の脚をブラブラ揺らすのです。大腰筋を刺激したい方の脚をブラブラさせます。
 
こんな運動で、と思いますが、このブラブラが大腰筋を目覚めさせるようなのです。
 
イラストだとこんな感じ。不安定なので、何かにつかまり、反動を使わないで小さく動かします。

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患者さんも「これなら簡単に、いつでもできます」と言われ、自宅で続けてくださって、少し股関節がしっかりしてきました。眠っていた筋肉が目覚めつつある感じです。

 

治療では、他に姿勢の改善を目指して肩や太腿外側の施術をしています。

全体の姿勢が股関節にも大きく関係しているなあと実感しています。

 

 

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初夏の山の花 オトコヨウゾメ・コバノガマズミ

春先は黄色い花が多かったですが、初夏は白い花ばかり。

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オトコヨウゾメ。男性用毛染め、というわけではありません。
今年の雪は水を含んで重く、アチコチで木が倒れたり枝が折れたりしました。裏山で倒れた松を始末しに行ったら、その下で押し倒されそうになっていました。
 
ガマズミの仲間です。ガマズミのことをヨウゾメと呼ぶ地方があるのでこの名前。
実家の辺り(白川町切井)ではユウゾメ(実が夕焼けのように赤い)と呼ぶそうです。
 

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サワフタギ。まだつぼみです(5月11日)。来週は咲いているかな。

 

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コバノガマズミ。ガマズミより花も葉も小振りです。

 

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ニシキギ。これは白くなくて葉っぱと同じような色目です。

 

サワフタギとコバノガマズミは、破竹の竹林に生えていました。

竹は手入れしていないと竹薮、手入れすると竹林と言うらしいです。破竹も前はすごく混んでいて薄暗い薮でしたが、竹をかなり伐って、南側のコナラの大木も伐ってもらったら色々な木が生えてきました。

 

竹林で花がもう終わってしまったのがクロモジ、ウグイスカズラ、ナツグミ、ヒサカキ、ウリハダカエデなど。

これから咲くのがエゴノキ、ベニバナツクバネウツギ、裏山ではタニウツギ。春は花を追いかけるのが忙しい!

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小丸山遺跡・・・調査報告

両親が住んでいる実家周辺では、80年ほど前林道の工事現場から石器や土器が発見されました。発見された地名をとって小丸山遺跡といいます。

石器類は長らく実家で保管していたのですが、昨年岐阜県博物館に連絡して現地調査に来ていただき、石器類も寄贈することになりました。
 
半年ほど経って、そのレポートができたということで博物館の学芸員さんが報告に来てくださいました。

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        左から学芸員さんと町の教育委員会の方、父と母。

 

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こちらは土器の模様を写し出したもの。右上は縄文土器、その左(中央上)は弥生式土器。裏についている布目のあとがわかります。

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これがとても面白かったのですが、石器をかたどったもの。表、裏、側面、底面と四方から見た状態を描き出しています。石器の設計図みたい。

紙の上に石器を置き、尖ったところなどのポイントを写し取って(鉛筆の後がピッと出ているところ)実物に忠実に描くのだそうです。面白かったので写真を撮らせていただきました。

寄贈した石器からいくつかを選んでこうした図にしてありました。写真よりよっぽどリアルです。これを更にトレースして図版にするとのことでした。

 

発掘時に名古屋大学の先生に鑑定してもらった時には旧石器時代のものとされていたものが実は縄文時代のものだったり、当時はノーマーク(?)だった石器が旧石器時代のものだとわかったり、数十年経つうちに研究が進み新しくわかったこともあったようでした。

 

旧石器時代の石器、縄文時代の土器と石器、弥生式土器、室町時代の皿、江戸時代の灯明皿などいろいろな時代のものがありました。

石器の材料になった石の産地の説明では、下呂、加子母(現中津川市)、足助(現豊田市)、串原(現恵那市)、鳳来(現新城市)、伊那、可児といった地名が出てきて、山伝いに恵那や愛知の三河地方とも行き来があったことが推測されました。

当時はそれくらい移動するのは朝飯前だったのでしょうか。

 

専門家に石器の産地や使い方などを説明していただくと、古代の暮らしぶりが想像されて楽しいことでした。

 

今回、博物館に連絡するに当たって写真を撮ったり整理したりと、私もずいぶん石器達に触ったのでちょっと愛着もわきました。展示はされていないそうですが、希望すれば見られるとのことですので、一度行ってみようと思っています。

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歩くとき、脚に力が入らない①

先日の患者さん、右脚の股関節が痛く、力が抜けたようになって杖なしでは歩けない、という方。

 
整形外科でレントゲンを撮ったら、股関節の隙間が狭くなっていると言われたとか。そこで出た湿布と痛み止めではよくならず、かといって手術も恐いのでそれきり行ってない、ということでした。
 
 
治療室で歩いていただくと、歩き始めはよろめいてしまい右脚で支えられないことがよくわかります。しばらく歩いているとリズムに乗るのか多少はよくなりますが、1人で外出はちょっと大変かなあという状態です。
 
股関節も多少硬いけれど、筋肉の刺激が大事だと思ったので、初回は
 
1.歩く前に右脚に体重をかけて、ウォーミングアップをする
2.横向きに寝て右脚を上げて後ろへ引く(股関節は伸ばす、膝は軽く曲げて)
 
という体操をお教えしました。
1.は歩き出しの前の準備運動(筋肉の刺激)、2.は股関節を支える中殿筋のトレーニングです。
 
2回目(2週間後)は多少いいようでしたが、やはり歩き方の不安定さは変わりません。そして、こんな相談をされました。
 
「寝ていて布団から起きる時、脚が上がらない」
 
どういうことかと言うと、膝を真っ直ぐ伸ばしたままだと右脚は1㌢も上げられないのです。
 
膝を曲げると上げることができるので、目覚めると左の足先を右の膝の下にいれて持ち上げ(膝を曲げる)てから起き上がるとのこと。
 
実際にやってみていただくと、膝を曲げていれば自転車こぎのように両足を上げてまわすこともできるのに、膝を伸ばすと右脚はぴくりともしないのです。
 
 
ふーむ、これはひょっとしたら大腰筋かな?と思い、右の大腰筋を刺激してみると、おお、少し上がるではないか。
 
大腰筋は外から触るのが難しい場所にあるので、ありそうなところをグイッと押しておいて膝を胸の方に寄せてもらう(大腰筋を収縮させる)ようにして確認しますが、このかたはそうやっても収縮が感じられませんでした。
 
これはかなり大腰筋が弱っているなと思い、大腰筋を鍛える体操をやってもらったのですが、大腰筋が弱っていたらできないはずのことができてしまって・・・・、その結果はとても興味深いものでした。
 
続く

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J-MICC STUDYの2次調査に参加しました

J-MICC  STUDY(ジェイミックスタディ)。日本多施設コーホート研究と日本語にしてもなんだかよくわからない研究ですが、生活習慣と血液や尿、DNAを分析して病気との関連を調べるものです。

 
5年あまり前、ポストにこの調査への参加を呼びかけるチラシが入っていて、面白そう!と思い1次調査に参加しました。今回の2次調査はその後の生活習慣の変化などを調べるのが目的のようです。
 
今回は睡眠についてアンケートですごく詳しく聞かれました。何時に寝て何時に起きて、寝付きや寝覚めがいいか、夜中に目が覚めないか、昼に眠くならないか、次の日休みだと夜更かしするか、などなど、これでもか、という感じ。前回は食べ物について事細かに聞かれたような記憶です。こういうのって流行があるのかしら。
 
あと、人差し指と薬指の長さの比についての質問もありました。2D/4D比と言うらしいけど。そんなことも何かに関係していると思ってるのだろうか。
 
 
今日は、採血、採尿、血圧、動脈硬化、身体測定などでした(東区の大幸にある名大医学部の施設、昔の名大分院で)。
 
血液から遺伝子を調べて発病に至る遺伝子型と生活習慣の組み合わせを探るのが目的のようで、この先20数年くらい追跡して、亡くなったらその死因を調べたりするようです。
 
というわけなので参加したから病気にならないということはなく(当たり前だ)、次世代のためにご協力ください、という調査です。各検査の結果は教えてもらえますから、それがサービスですね。前回はピロリ菌の検査をしてくれました。
 
動脈硬化の検査結果はその場でわかるのですが、ぴったしの結果(50代後半)で、まあ、年齢相応で悪くないけど、前半って出てくれたらうれしかったなあとアホなことを思いながら帰ってきたのでした。

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山の花。ムラサキサギゴケ。山野草とかいうと素敵だけど実家では田んぼの畦によく生えている雑草。地面にへばりつくように生えているので、私が草刈りする時は刈り残しています。

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