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腰痛体操、過ぎたるは・・・

腰痛の人の腰まわり(背中や股関節、大殿筋)の状態は硬い場合と柔らかい場合、両方あります。

硬い場合は仰向けに寝て膝を胸に寄せるのが難しく、場合によっては膝が床に対して90度くらいだったりします。男性に多いです。

それに対して、何の抵抗もなく膝が胸につくという人が時々あります。これは女性に多いです。

どちらもあまりよくない状態です(よくないから腰痛になる)。

硬い場合は腰周り、股関節、膝の裏の3か所をほぐして最後に仙腸関節を引き締める、という4点セットでかなり痛みが軽減します。施術でかなりの効果を上げることができるタイプです。自分でもストレッチや股関節の回転法をするとその状態を維持することができ、再発予防にもなります。

もう一つの柔らかいというか柔らかすぎるケース。こちらは筋肉が伸びすぎて力がなくなり、自分で腰を支えられなくなったために痛みが出ていると考えられるのですが、もう十分柔らかいのでほぐす必要はなく、筋肉を引き締めることが必要になります。

柔軟体操やストレッチはしないで、大殿筋、内転筋を引き締める体操、お尻にギュッと力を入れる、腰割り、左右のカカトをつけたまま上げ下げ、などをしていただきます。

膝が胸にスッとついてしまうのは、もともと体の柔らかい人もありますが、ストレッチや柔軟体操のやり過ぎというケースもあります。

なかでもちょっと意外に感じるのが「腰痛体操のやり過ぎ」です。

 

だいぶ前になりますが、強い腰痛を訴える、とても体の柔らかい患者さんがいらっしゃいました。一生懸命腰痛体操をしているのに治らない、ということでした。一日1回やればいいものをたくさんやればやるほどいいかと思って何回もやっているとのこと。

それはやり過ぎと思うし、こんなに柔らかいのに更にやるのはかえってよくないからやめて下さいと言いましたが、心配でついやってしまうということでした。その頃はそういう腰痛のことがまだよくわかっていなくて、私の方もしっかり説明したり適切な体操を教えたりできず、あまりお役に立つことができませんでした。

最近も腰痛体操をして腰の調子が悪くなってしまった方がありました。

「体操をしてもよくならないので、やり方が足りないと思って何回もやった。」と言われました。なるほど、それでどんどん悪くなってしまうのか。自分の状態に体操が合っていないのでは?とは考えず、やり方が足りないという風に思ってしまうのですね。

前に来た方が何回もやってしまったのもそういう理由だったのかもしれません。

もちろん、腰痛体操で腰痛が治る人もたくさんいるでしょうが、腰の状態によって必要な体操は違うのです。「こういう場合にはこの体操」というような説明があるといいのではないかと思います。

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