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お年寄りも働こう

今朝の朝日新聞、1,2面の「公貧社会」という連載を興味深く読みました。

ドイツ中部のバーナウ市の「時間の架け橋」政策で結ばれた66歳の「祖母」と9歳の「孫」の疑似家族。週に1回訪ねてくる「孫」とは「代理祖父母」を紹介する制度でできた関係です。

「祖母」の女性は元教師で、移民の増加で授業についていけない子どもが増えたことに危機感を抱き、移民の母親にはドイツ語を、子どもには宿題を教えるボランティアをしていたそうですが、それは「高齢者自身が孤独にならないための時間作りでもあった」と。

生活面の「くらし考」では、生活評論家の吉沢久子さん(1918年生まれ)のインタビュー。夫がなくなってから25年の一人暮らしの秘訣を語っていました。

ひとり暮らしだとだんだん自堕落になることもある。・・・・いさめるためには何か自分に課するものがあった方がいい。私はメダカを飼っているんです。世話をする命がいる、面倒を見る責任がある、それが自分に緊張感を持たせてくれるんです。

私は常々、お年寄りも何か仕事があった方がいいと思っています。この場合の「仕事」は収入に結びつくものとは限らず、家事やボランティア、孫の世話など他の人の役に立つことや世話すべきものがあるということです。

自分が行くのを楽しみにしている人がいるとか、これをしないと誰かが困るというのは、自分のことだけしていればいいというのとはまったく違う、緊張感ややりがいのあることです。20年ほど前に亡くなった伯母(両親と同居)は薪で風呂を沸かすのが仕事でした。風呂のリフォームの時、伯母のために薪でも焚けるようにしておいたのでした。

実家の両親もまだお茶と米を作っています。有機栽培のお茶は草取りが本当に大変であちこち痛くなりますが、「ええやん、その年になってもできる仕事があるんだから。痛くなったらもんであげるから。」と言う私。

山に行くと腰が痛くなってしまう父にも「まだ、ちゃんと覚えとらんところがあるでね、足腰鍛えといてよ。」と。鬼嫁ならぬ、鬼娘?

そういえば、一人になった父親に鬼軍曹と言われながら家事を仕込む話を以前読みましたっけ。仕事の合間を縫って東京から父のいる名古屋に通って一人暮らしを支える話。佐橋慶女著『おじいさんの台所ー父・83歳からのひとり暮らし特訓』文春文庫

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コメント

最近知ったこの制度!

たしかLeihoma(ライオマ)と呼んでいたと・・・

Leihen(ライエン)=貸す
Oma(オマ)=おばあちゃん
この二つの言葉のドッキング、貸借おばあちゃん!!
もちろん、おじいちゃんバージョンもいるらしい。

この他にも、学生が先生になって(ボランティア)年配者にパソコンを教えたり、年配者が学生に勉強を教えたり、子供の相手をしたり・・・

核家族が進む中で、年配者の知恵や気持ちの大きさが、シングルマザーやファーザー達の助けになるそうな。
確かに子供達も沢山の人に触れ合って育ったほうがいいのでしょうね。

年配者もリタイアしたら世間とのかかわりが少なくなってしまうし、日本でもドンドン交流の場ができると良いですね。

投稿: Sarah? | 2009年6月22日 (月) 17:54

へー、ライオマですか。いい制度ですね。

治療室にくる若い新米母さんを見ていると、ちょっとしたことで不安になるんだなあって思います。病院に行くほどのことはないけど、心配で。私が「赤ちゃんにはよくあることですよ、平気平気!」というだけでホッとするのがわかります。
私も最初はあんなふうだったなあって思います。

子どもにとっても、親以外の大人との接点があるっていいことですね。

投稿: マリマリ | 2009年6月23日 (火) 21:04

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