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体の声を聴く力

前回の記事の最後に、「医療に対するリテラシーを持つ」ということを書きました。リテラシーとは「読み書き能力」のことですが、最近は「メディア・リテラシー」というような使い方がされています。情報をちゃんと読みとって適切に選択する(鵜呑みにしたり、頭から信じ込んだりしない)力、と理解すればいいでしょうか。

今は情報源がいろいろあって便利な時代のようですが、逆にたくさんありすぎてわけがわからなくなる時代であるともいえます。健康に関する情報も本当にいっぱいあって、迷います。

自力整体法の指導をしているので「本で見たんですけど、自力整体で腰痛は治りますか?」と聞かれることがあります。「よくなった方はたくさんいますが、(あなたの腰痛が治るかどうかは)実際にやってみなければわかりません。」というのが私の答え。

そういう方に「本を見てやってみましたか?」と聞くと、たいていは自力整体の本を読んだだけで(あるいはほとんど本も読まないで)、最後のページの指導員(現在はナビゲーター)リストを見て電話をかけていらしていて、私が「治ります。」と言わないせいか、たいていはそれっきりになります。

「本を見てやってみたら、少しよくなったので体験したい」という方は、「治りますか?」とは聞かないで教室に来られます。

「本を見てやってみた」という人と「リストだけ見て電話した」という人の間には、自分の体や健康に対する態度にずいぶん差がある、というのが実感です。

多くの情報の中から自分に必要なことを見つけるには、ただ読んだり聞いたりしただけで判断しないでできるものは実際に試してみるとか、試すことができない場合は同じテーマについて他の考え方を調べてみるということが大事だと思います。よく考えもせず鵜呑みにする、といったことのないようにするのです。

また、逆に情報を絶ってみることも1つの方法です。たとえば腰痛を何とかしたいのだったら、治し方を調べるかわりに、徹底的に自分の体を観察するのです。どういう時に痛いのか、悪化する時の条件は何か、動いた方がいいのか休んだ方がいいのか・・・。下手をすると余計に痛くなることもあるかもしれませんが、それも勉強と思って体からの声を聴き取ることに集中するのです。それを積み重ねていくと自分独自の調整法が見つかります。

その「体からの声を聴き取る力」を身につけると、それは「情報を読み取る力」にもなっていくのではないかと思っています。

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コメント

カラダの声をきく わかってたつもりだったのに
すこし忘れていたような気がします

気づかせてくれて
ありがとう☆

投稿: みねこ | 2007年6月18日 (月) 08:42

みねこさん、
どういたしまして。
ちゃんと聴くのはなかなか難しいですね。症状に飲み込まれてしまうと、そんな余裕ないことが多いし。
普段からの習慣にするのが大事かなと思います。

投稿: マリマリ | 2007年6月18日 (月) 15:18

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