このトピック、カテゴリを何にしようか迷いましたが、湿疹とも関係あるので「アトピー」と、とりあえず食べ物関係なので「料理・食べもの」で。
アセモといえば赤ちゃんや子どもができるものと思いますが、大人になっても結構アセモができていたのです、私。
部位は決まっていて、首の前の部分だけ。夏になると必ずできて痒かったりヒリヒリしたりしておりました。
もちろん、毎日お風呂やシャワーで洗い、汗をかいたらタオルで押さえたり(ふくと痛いので)、濡れたタオルで冷やしたりするのですが、それでもヒリヒリするので夏はちょっと悩ましいのでした。
肌に直接触れるアクセサリーもつけられません(汗が残って痛がゆい)。
でも、ふと気がつくと今年は全然できないのです。
思い出してみると昨年もできませんでした。
何がよかったのでしょうか。
思い当たることと言えば、「糖質制限」です。
昨年、健康診断の時に体重をつけるグラフをもらい、体重とお腹の脂肪をしぼりたいと思っていたので、ものは試しと糖質制限をやりながらグラフをつけたのです。
6月に始めましたが、砂糖はもちろん麺類もパンも一切無し、ご飯は昼食に食べて夕食時は原則として無し、という食事にしたら2ヶ月で2㌔減りました。
元の体重がそんなに多かったわけではないので、目標達成。
糖尿病というわけではないし、付き合いでご飯ものを食べる機会も多いので、その後は少し制限を緩め、現在は甘いものは避け主食を少なめにする程度で経過しています。会食するときなどは普通に食べていますが、全体量は確実に少なくなっています。
で、今年も、気がつくとアセモに悩まされることなく夏が過ぎて行きそうです。
これだけでは、本当に糖質制限がよかったかどうかわかりませんが、糖質と肌の症状には何かの関係があるのではないかと思われる事例が他にもあるのです。
以前いらした患者さんに、全身のアチコチが痒いという人がいました。肌が痒い、耳の中が痒い、目が痒い・・・。それぞれ皮膚科、耳鼻科、眼科に行ったけれど原因がわからない、と言われるので、「甘いものや果物を食べていませんか」と聞くと、「果物が好きで、箱で買って毎食食べています」とのこと。
ビンゴでした。
量も多くて桃やリンゴなら1個丸ごと。それを毎日3回食べたらそりゃ食べすぎでしょう。
食べたい気持ちはわかるけど、一日1回にしてはどうかと提案してそのようにしてみたら、痒みも治まりました。
もう1人は背中にニキビができた方。
糖質を摂りすぎるとニキビができると聞いたことがあったので、聞いてみると、最近、清涼飲料水の量が増えているようでした。
ゆずやシークワーサーなどの柑橘類で酸味をつけた飲料水がいろいろ出回っていますが、さっぱりして飲みやすく甘ったるくないのでつい飲み過ぎてしまうようです。
その人も糖質の摂りすぎに気をつけて、きれいな背中になりました。
というわけで、糖質と肌の症状には何かの関係があるのではないかと推測しています。これを確かめるには糖質をバンバン食べてアセモがどうなるか観察するとよさそうですが、わざわざやりたいとは思わないので証明は難しいかなあ。
シロモジの実です(7月21日に撮影)。花は小さいのにこんな実がなるのですね。山の中腹を横切るように走る丈衛門林道。その林道沿いに色々な山の花や雑木が見られます。
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